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2016.1.8   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:兆、京...大きな数、どこまで想像できるか」から

グラスの一泡に1京個の炭酸ガス分子

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、身近な大きな数について語っていて興味深い。

◯世の中は大きな数の宝庫

日本の人口は1億2695万8千人(2015年7月1日時点)、16年度の予算案の一般会計の歳出総額は96兆7218億円。大金持ちは、百万長者から億万長者、さらに兆万長者になるかもしれないという。

そこで、大きな数を実感してみることを和田教授は示している。1兆という数は、例えば、間口、奥行き、高さがそれぞれ10メートルの立方体のビルを考えてみよう。このビルの体積は1千立方メートルで1兆立方ミリメートル。ここで、砂つぶを1立方ミリメートルと仮定すると、そのつぶが隙間なく入った数ということになる。

体内の目を向けると成人の体細胞は約37兆個とも60兆個ともいわれ、砂つぶビルの37杯から60杯分となる。それほど、細胞は小さい証拠である。

それではここらで、ビールでも飲むとするか。おっと、その1泡(0.5立方ミリメートルとして)は1京個(砂つぶビルの1万杯分)の炭酸ガス分子ででているという。大きな話は尽きない。pchappy01

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