【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:エアレジ『リアルな接点』生かす」から
2016/01/12
2016.1.7 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:エアレジ『リアルな接点』生かす」から
小規模飲食店のネットワークを活かした戦略
コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、リクルートライフスタイルが進めている「エアレジ」を紹介し、埋もれがちなネット上のサービスで顧客も囲い込みに成功していることを語っている。
○エアレジは小規模店舗向けのPOSレジアプリ
ネット上では多くのサービスがあり、顧客の囲い込みが容易でない。そこで、同社が進めた方法は、リアルな行為(オーダー入力など)とネットをうまく連携することで、顧客を自然に囲い込み、新しい事業の芽ももつことに成功しているという。
エアレジはiPadなどのタブレット端末のダウンロードするだけで、インストールが容易にでき、すぐに使える。同社がこれまでホットペッパーなどの中小企業支援サービスを通じて小規模飲食店との接点を持っていた。これに注目。レジは通常1店舗であるために顧客が囲い込みができ、このレジシステムをハブにして、飲食店の予約サービスなどが可能になるなど、付加価値も大きい。店員が顧客のオーダーを聞いて入力することで、ネット上でデータが処理され、会計業務、売上管理などが適時把握できることから、オーナーへの日報報告も不要となる。
現状のエアラボの収益は、カード決済手数料だけであるが、今後他社のサービスとの連携で、売れ筋情報の提供や共同仕入れなどのサービスにも展開できる。
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