【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:大学発VB、応援する風土育め」から
2016/01/18
2016. 1.13 日経産業新聞の記事「眼光紙背:大学発VB、応援する風土育め」から
日本でも成果じわり
コラムの著者は、大学発VBでバイオ分野での成果がじわりと出てきているが、成功に導くためにも応援する風土の必要性を説いている。
○陥りやすい落とし穴
環状になった特殊なペプチドを使った医薬品候補の作成やミドリムシを使った食品やバイオ燃料、蜘蛛の糸を工業的に合成して高い強度の繊維をえるなど、いずれも大学での研究をVBとして商品化に結びつけようとする活動である。
これまでの大学発VBの陥りやすい落とし穴は、新薬実用までの臨床などの試験が長く、収入がなくて頓挫したり、事業の柱が単品に頼るが故に最新技術にかえって追いつかなくて経営の打ち止めとなったところがあった。新手のVBは、創業間もないことから稼ぎを考える経営を目指して単年度黒字を出しているところもあるという。
次の課題は、意欲に燃えるみずみずしい感性である経営者や起業家を応援する環境作りである。まだまだ欧米並みには行かない点はこの部分だ。
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