【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:両利きの経営、日本流のやり方模索を」から
2016/01/17
2016.1.14 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:両利きの経営、日本流のやり方模索を」から
新製品開発と既存製品の改良を両方追求
コラムの著者 三浦 俊彦教授(中央大学商学部)は、近年米国の経営学会で話題となっている「 Ambidexterity (両手利き)」に触れ、日本企業の経営の将来について触れている。
○プロダクトとプロセスの両面でのイノベーションを追求すること
特に製造業に当てはまる。「知の探索(新製品開発など)」と「知の深化(既存製品の改良など)の2つが企業のイノベーションには必要であり、その組織が最強だという考え方である。
日本企業は、プロセス・イノベーションは優れているが、プロダクト・イノベーションは不得意だと三浦教授はいう。これは欧米が逆に、プロダクト・イノベーションが優れ、プロセス・イノベーションが得意でないところは興味深い。(三浦教授のコラムには、馬場正孝中央大学名誉教授(技術論)の調査をあげて、この傾向を示している)
両利きの経営とは、これを同時に行うわけだが、得意分野が異なる欧米企業と日本企業では経営そのものも異なるはずで、そろそろ、日本流のやり方を考案する時期であろう。
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