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2016.1.26   日経産業新聞の記事「パッケージNOW:『万能』ばんそうこうの箱」から

強度と考えながら輸送もコンパクトに

コラムの筆者 竹原あき子氏(工業デザイナー)は、前回に続いてフランスの絆創膏パッケージについて語っている。

○フランスの救急絆創膏メーカー「Urgo」

同社は1880年創業の家族経営のメーカーで、胸に十字を抱いた駆け寄る青い人形のロゴを使っているという。このロゴが店頭ではよく目立つという。

また、当初は傷が目立たない色であったが、最近は小中学生の贈り物となって綺麗な色を使っている。それに合わせてパッケージも様々に展開。その中でも同社のパッケージは、面白いという。

プラスティックパッケージで、ウエストが少し絞られ、縦120ミリ、横75ミリ、幅25ミリで手のひらにうまく入る。棚に引っ掛ける部分もあり、中の大小2種の20枚の絆創膏を入れるには贅沢な作り。さらに細かな指の滑り止めがあって、片手でも使える優れもの。

このパッケージは強度と棚の吊るし部をもって輸送も優しくコンパクトに行える現場を考慮したものだ。商品シールを変えれば他の医薬品にも使える作りだ。pchappy01

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