【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:動力の種類、回転は静粛で合理的」から
2015/12/27
2015.12.22 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:動力の種類、回転は静粛で合理的」から
生物はほとんど伸縮運動
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、前回の動力の話に続き、伸縮と回転について考察している。
◯仕事する働きである動力の種類
人間社会では圧倒的に動力は「回転」が多いという。一方、生物は一部の例外を除き、もっぱら「伸縮」を使っているという。
回転するためには、回転軸が回転の軸受けに対して力学的に自由で円滑である必要がある。人間社会の機械で回転が多い理由は、円滑さと静粛性にあるという。動力の伝達方法として回転は伸縮よりも無駄がない。
一方、生物は伸縮を多く使うが、細胞レベルの動きでは、材料分子を使って、回転と伸縮をあ巧みに使い分けている。伸縮が多いのは、細胞の自己形態形成系では、回転系は作りにくいからと言われている。人間でもミクロでは、伸縮を取り込む必要があるかもしれない。
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