【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:過剰貯蓄解消、カギは株高」から
2015/12/20
2015. 12.16 日経産業新聞の記事「眼光紙背:過剰貯蓄解消、カギは株高」から
バブル崩壊後の異常な株価低迷は海外から見ればオウンゴール?
日本経済の最大の課題は、過去最高の企業業績にもかかわらず、景気拡大につながらないことにあるという。そこに大きな貯蓄過剰があり、バブル崩壊後の株価低迷で、心理的にも不要な負荷をもっているためだと、コラムの著者は語る。
○株価重視の発想の必要性
最大のカギは株高である。日経平均株価が⒋万円になれば、株式時価総額は600兆円でGDPの1.2倍になるという。配当利回りは1%弱は見込めることから、長期国債利回りや銀行預金よりも魅力的なはずである。
ところが、バブル崩壊後の異常な株価低迷で、不要な負荷を日本経済は負ってしまう。日本以外でこのような現象はなく、明らかに当時の政策ミスで、経済心理も株価を軽視することになってしまった。まさにオウンゴールである。
確かに株価重視は、一部の投資家や富裕層だけを潤すとの批判もある。しかし、多くが期待するのは、経済の体温である株価である。株高はそれだけでもアベノミクスの評価になるかどうかの要因でもある。
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