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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:『短文文化』の時代、情報凝縮、的確に伝える力」から

2015.12.11   日経産業新聞の記事「流行を読む:『短文文化』の時代、情報凝縮、的確に伝える力」から

文科省の共通入試にも

コラムの著者 関沢 英彦氏(博報堂生活者アカデミー顧問・東京経済大学教授)は、米国のネットジャーナリズムが短文と視覚表現に移りつつあることを語っている。

○短文に情報を圧縮する能力が求められる

米国CNNなどの既存メディアが動画共有アプリ「スナップショット」にコンテンツを提供する新サービスが伸びているという。アイコンを選び、縦横に画面を動かすだけで、様々なメディアの記事・動画が見られる。ポイントは、画像(視覚表現)と短文で構成されている点である。凝縮された情報のデザインとなる。

ニュースサイトVOXも、情報の分野ごとに短文のカードにまとめ、関心があれば次のカードを読むという形式で、一瞬にして内容が伝わる点が特徴である。

もはや長文で初めて趣旨が伝わるような悠長さは許されず、的確な短文が求められ、教育では、大学入試で短文記述問題、企業では、多ヶ国語自動翻訳に耐えるために誤解のない短文で書く力が求められるという。

短文は日本文化の短歌や俳句ではないが、得意とする部分で、さらにこれに静止画や動画の視覚表現がつけ加わる。短文文化のブームが到来しそうである。

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