【ヒット商品】ネタ出しの会 弊社休業のため一時休止のお知らせ
2015/08/13
いつも、当ブログをご利用いただきありがとうございます。
さて、執筆者も含め弊社休業のため、以下の期間、一時ブログの更新を停止致しますので、ご了承ください。
なお、再開は、8月17日(月)を予定しております。
【夏季休業による休止期間】
2015年8月13日(木)~8月16日(日)
以上
いつも、当ブログをご利用いただきありがとうございます。
さて、執筆者も含め弊社休業のため、以下の期間、一時ブログの更新を停止致しますので、ご了承ください。
なお、再開は、8月17日(月)を予定しております。
【夏季休業による休止期間】
2015年8月13日(木)~8月16日(日)
以上
2015.8.7 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:判断力に欠かせぬ洞察力、根底に隠れた本質見抜く」
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、物事の根底に隠れている本質を見抜く洞察力を磨くことを勧めている。
○判断の末の結果
毎日あれこれを考えて行動しているが、そこでは、判断の良し悪しが、結果の良否を決めている。良い判断に欠かせないのが洞察力であるという。直感力という人もいるが、和田教授は高い視点と広い視野を持ったものであるという。
「重要な本質」は多種多様であるが、科学では原理・法則にあたる。洞察力は科学では重要だが、人生や世界史までも動かすようなこともあるという。
和田氏の逸話として、1903年にライト兄弟が人類初飛行を成し遂げた。さらに3年が経ち、サントス・ヂュモンが欧州初飛行に成功している。英国のデイリー・メール紙は、220mを20秒で飛んだと簡単に紹介した。それをみたオーナーで新聞王と言われたノースクリフき卿が編集長を叱り飛ばしたという;
「サントス・ヂュモンが220m飛んだのがニュースではない。英国はもう島ではなくなった。そこがニュースなのだ。英国を空から侵略する道具ができたのだ。なぜそれを書かない」
つまり、これまでドーバー海峡と英国海軍で万全に守られていた英国が、飛行機の出現で、国防基盤が崩れたと言いたかったわけである。ちょっとしたニュースから国家の危機が洞察され、第2次世界大戦のバトル・オブ・ブリテンで勝利につなげた。
洞察力を応用すれば、あらゆる課題に対して、「何が一番大切か」をガイドとして論議をすれば、議論をリードできるという。
2015.8.6 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:スペースマーケット、球場で社員総会いかが」から
コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、空きスペースの時間貸しサービスを手がけるスペースマーケット(東京・新宿)を取り上げ、その付加価値について触れている。
○組み合わせの妙味が新市場形成
同社は具体的な提供サービスとして、
などがある。このように同社は企業や個人が持つ有休スペースや利用時間外の場所を3500ほどをおさえて、利用者の要望であるエリア、会場タイプ、利用目的で選べるという。さらに使い方の事例や感想もサイトに掲載し、顧客とのやりとりの履歴や決済・入金・予約受付、稼働率、売上などを一元管理するサービスも利用できる。
スペースを貸す方は、無料で掲載でき、成約すれば副収入が得られる。同社は成功報酬として売上の20%から35%をとる仕組みである。
単なるマッチングサービスではなく、こんな場所でこんな使い方もあるという新しい需要創造を絶えず意識して事業を進めている。まさに組み合わせの妙である。
2015. 8.5 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『北京』五輪開催の意味」から
コラムの著者は、北京が「冬季」オリンピックの開催地に立候補した背景について語っている。
○真の開催地は、東京と長野の距離
たしかに北京を知る人は首をかしげるという。というのも冬季には零下10度以下になることがあってもせいぜいスケートリンクができるぐらいで、スキーやジャンプ、ボブスレーなどの滑走競技にあう会場がない。実は、200キロ離れた河北省張家口ですべて実施するという。では、この東京と長野の距離も離れた張家口で開催するのか。
日本でも五輪と冬季五輪を東京、札幌、長野で開催したことなども含め、中国共産党指導部は冬季五輪にかけることはうなづける。しかし、張家口ではなく北京というのは、中央集権が外せず、地域統制の意義があるようだ。
2015.8.4 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:『ムーアの法則』半世紀、半導体産業の活力示す」から
コラムの著者 志村 幸雄氏(技術評論家)は、米インテル社の創業者の一人、ゴードン・ムーア氏の提唱「ムーアの法則」が米技術誌に掲載されてから50年が経ち、その意義について語っている。
○LSI(大規模集積回路)とRSI(適正規模集積回路)の論争
「集積回路(IC)の集積度は1年で2倍(後に2年で2倍に修正)になる」というのがG・ムーアの法則である。半導体技術はこの法則の通り、高集積化、高機能化が進みエレクトロニクスを中核とする戦後のイノベーションに大きく貢献したと言われている。
まだ、量産にも至らない段階でムーア氏は自身をもって法則を提唱。当時、高集積化は製造歩留まりの低下を招きコスト高を引き起こすといったBell電話研究所(当時)の半導体研究雨の権威、ジャック・モートン氏は論議をぶつけ、LSIよりもRSIこそが今後の進むべき道と示した。
そんな逆風の中でムーア氏は自らインテル社をロバート・ノース社長とともに法則を裏付けるかのように半導体メモリなどを開発し、その結果として手のひらに乗る電子機器を予見した。革新的な予見を現実のものにする道筋を自ら編み出しビジネスを成功に結びつけた点は脱帽である。