【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『善意』が学生を苦しめる就活」から
2015/07/25
2015. 7.22 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『善意』が学生を苦しめる就活」から
きれい事がかえって参加者を苦しめる?
コラムの著者 は、今年の就職活動が学生生活を充実させたい政府の意向を受けて経団連が説明会を前年よりも3ヶ月遅い3月、面接を8月からと変更したが、かえって当事者である学生を苦しめているのではないかと、指摘している。
○水面下と外資、VBなどのルール無用で、実情は学業の充実とは程遠い?
「地獄への道は善意で舗装されている」と揶揄されている今年の就職活動。確かに表向き経団連の申し渡しで学業に専念できると言えるが、水面下では、優秀な学生を採用しようと、大学3年生の夏からインターンシップ、先輩社員との交流会と動きは早く、「絶対にネットに書くな」と釘を刺されつつ、面接ならぬ面談をくりかえす大手も多いという。
他方で、外資やVBなどは、無関係に選考を開始しており、いわゆる「オワハラ」が横行しているという。つまり、「ここで就活を終われば内定をだす」といった学生の立場の弱さをついた「おわり宣言のハラスメント」である。
これまでのように一斉に表舞台である大手を受け、落ちた順に中小企業に目を転じるといったこれまでの図式の方が、双方の本音と実力ががちしていたのではないかと、コラムの著者はいぶかっている。
学業の充実という善意はかえって、動きが水面下に潜り陰湿さも伴ってものとなっているようだ。
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