【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:ジャパンエキスポ、日本の魅力多方向から」から
2015/07/26
2015.7.23 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:ジャパンエキスポ、日本の魅力多方向から」から
車や家電に代わる日本のグローバル戦略
コラムの著者 三浦俊彦教授(中央大学商学部)は、パリのジャパンエキスポに参加し、そこでの様子からかつての日本発の商材が変わってきていることを示唆している。
○日本のワンピースやナルトはミッキーマウスやハリーポッターの感覚
アニメ・ゲームなどの日本のポップカルチャーと武道・芸術・和食などの伝統文化をパリでフランス人の有志が2000年に3千人規模で始めたのがジャパンエキスポである。今年で16回開催で4日間に24万人まで成長しているという。
三浦教授の感想は、会場が巨大な夜店という印象だという。ワンピースやナルトなどのマンガ、ファイナルファンタジーなどのゲームのキャラクターグッズ。来場者もほとんどが白人でコスプレ姿もみられる。複数のホールでもイベントが開催され、各国代表のコスプレチームによる大会やコンサート、インタビューなどが行われている。
一方、和食も力が入っており、タイガー魔法瓶の炊飯器による炊き込み御飯の試食会、ぐるなびによる和食の実演と充実。さらにくまモンなどの地域振興イベントも参加しているという。
会場では、人気のキャラクターの前で自分撮りするフランス女性をみると、ディズニーランドでミッキーと写りたがる日本女性と変わらないという。ワンピースやナルトは、日本にとってのミッキーマウスやハリーポッターと位置付けだ。ここに新たなグローバル戦略の方向性がありそうだ。
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