【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「探査計:『プレミアムボス』コクに加えネーミングの妙」から
2015/02/27
2015.2.23 日経産業新聞の記事「探査計:『プレミアムボス』コクに加えネーミングの妙」から
中身と外見が噛み合った商品
コ ラムの著者 小林 仁氏(食品マーケティング研究所所長)は、逆境化の缶コーヒー分野で異彩を放っているサントリー食品インターナショナルの缶コーヒー「プレミアムボス」のマーケティングを考察している。
○ロングセラーに製法の改善とマーケティングあり
「ボス」は1992年の発売以来ラインナップを常に揃え、話題性のあるテレビCMやキャンペーンなどを積極的に展開して、成長は今も続いている。こういったマーケティング戦略の賜物でもあるが、本体であるコーヒーには製法を大きく改善し、ユーザーが求めるコーヒー由来の強いコクを実現している。パッケージも、ボスの特別職にプレミアムという金をあしらって高級感を出し、ネーミングも「プレミアムボス」と同社グループが販売するビール「プレミアムモルツ」を連想させるように仕掛けている。
消費増税で主力の自動販売機売が販売不振であり、コンビニのコーヒーの攻勢もあって缶コーヒー分野の事業は厳しい状態にある。そんな逆風にも対抗してことから、本体自身の改善とマーケティング戦略が噛み合って成功している実例であると小林氏は考察している。
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