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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『いいものなら売れる』ではない」から

2014. 12.26   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『いいものなら売れる』ではない」から

作るだけではない商品化

コラムの著者は、日用品を作る中小企業のブランド化に関するインタビューを通じて気付いた点を示している。

○顧客に訴求出来るのは技術よりはむしろ価格やマーケティング要素

コラムの著者の取材を通じて、カリスマバイヤーが語るのは、

  • 細かい技術の違いは一般人には理解不能
  • 技術を抑えることで価格がこなれる方が買う側は嬉しい
  • 買う方は、ロゴ、パッケージ、説明書、店頭での見せ方、接客などマーケティング要素を重視している

ことから、これらには手を抜かないという。

逆に中小企業は、技術がよく、デザイナーに丸投げすればどうにでもなるというところが多く、製造以外に多額の経費が掛かる事に面食らうという。

さらに、下請けからの脱却のために自社製品を投入し、確かに下請けからはぬけられたものの、新しく量販店や卸の下請けになっただけで、現状はかわらないというところもあるという。

技術の過信はやはり自重すべきだ。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国役人、利権放さぬ周到さ」から

2014. 12.25   日経産業新聞の記事「眼光紙背:中国役人、利権放さぬ周到さ」から

上有政策、下有対策(上に政策あれば、下に対策あり)

コラムの著者は、習近平指導部の「反腐敗運動」に対する中国共産党幹部の建前と本音に触れる。

○人目を忍ぶ接待レストラン

コラムの著者によれば、物干竿に洗濯物がゆらゆらと風に揺れる沿岸部の中都市の街角に驚きのものがあるという。それは、看板も何も無い3階建ての一軒家に中国役人用の接待レストランが人目を忍んであるという。

2年前から習近平政権が強力に推進している反腐敗運動。その対象は前政権の幹部にもおよび権力闘争に終わりはない。習近平政権の政敵だけでなく、地方政府や国有企業らの幹部にも広がるという。中国の汚職調査は密告にあるだけに、役人等も街の高級レストランには出向かないという。出向くだけで汚職と疑われるからだ。だが、利権を手放すのではなく、上有政策、下有対策(上に政策あれば、下に対策あり)の中国でしたたかさがある。happy01