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2014.12.8   日経産業新聞の記事「探査計:『なりたい肌』店頭で伝授」から

化粧品販売の対面接客への回帰

コ ラムの著者 山下 尚文氏(ネクステージトータルマーケティングプランニング社長)は、皮膚年齢の抗老化、若返りがテーマの化粧品業界で化粧効果を高める美容テクニックの展開を対面接客に回帰しようとしていることに注目している。

○「配合成分」から「美容テクニック」への競争原理の変化

冬の寒さと乾燥で女性の肌についての話題を山下氏は語っている。化粧品業界で最近起っている競争原理の変化についてである。

これまでの配分成分へのこだわりの差別化が大きな要因でなくなると、美容テクニックを競う時代に変化しているという。特に、女性の皮膚でしわがクローズアップされているという。とりわけ、目元や口元のしわが若返るメーキャップ術が注目されているという。

コーセー傘下の化粧品会社、アルビオン(東京・中央)は10月、乾燥による小じわを目立たなくするという美容液を投入。店頭のリーフレットではその大半を費やし、豊潤で豊満な素肌をかなえる美容テクニックをしっかり解説。美容テクニックの重要性を強く訴えている。

化粧品販売で小売業の衰退、ドラッグストアの台頭により販促策はマスメディア中心となり、「カウセリング」が忘れられ、販売員教育もおざなりになっていた。やはり、「カウセリング」のheart to heart が価値を高める時代に回帰しようとしている。happy01

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