【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「探査計:『ディーガ』新著作権規格対応」から
2014/10/01
2014.9.29 日経産業新聞の記事「探査計:『ディーガ』新著作権規格対応」から
BDより重宝なHDDでの容量拡張
コ ラムの著者 田中 雄二氏(ITジャーナリスト)は、テレビの番組の録画に使うブルーレイ・ディスク(BD)の容量拡張のためにHDDを追加することで新しい規格に則るところが出てきたことについて触れている。
○これまでの課題
BDに録画できるのは良いが、保存場所や保管にかける時間を考えると、ハードディスク装置(HDD)の方がダビングは高速で、場所も取らない。さらに、外付けなら、大容量で対応できるため管理も手軽になる。
しかし、問題は外付けHDDと録画再生機とペアでないと、著作権保護のために利用できない仕組みとなっている。つまり、新しい録画再生機を買うと、外付けHDDに録画した番組は再生できないことになる。録画再生機が故障した場合も同じで、再生できない。
今回パナソニックが発売する新ディーガは、シー・キュー・ボルト(SeeQVault)という新しい著作権保護規格に対応したものである。この規格に対応したものは、外付けHDDに録画した番組を、別のSeeQVault対応のディーガで再生できるというもの。録画再生機の買い替えや故障時でも問題なく番組を視聴できるという。
ただ、直接のHDD録画はできず、さらに「ダビング10」ではなく「ムーブ(移動)」のみだという。とはいえ、大容量のHDDを利用できる点はBDより利便性が高い。ここでも、BDなる有形メディアが姿を消すのかもしれない。
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