【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:治水技術、広がる活躍の場」から
2014/09/15
2014. 9.12 日経産業新聞の記事「眼光紙背:治水技術、広がる活躍の場」から
治水は日本の利益と世界平和に一石二鳥で貢献できる
コラムの著者は、ここ数年、世界経済は「水」に振舞わされ、干ばつや洪水の危機を味わっていることから、治水技術、食糧飲料の供給支援は国家的にも大きな利益を生み、世界的にも貢献できると説いている。
○「治水」が世界的なキーワード
米カリフォルニア州では2011年から干ばつで、今年は特に500年ぶりの大干ばつを受け、農作物の作付や半導体製造の超純水や製造用水が足りず、非常事態宣言を行っている。また、中国やメキシコではシェールガスの採取に必要な水がないため開発が滞っているという。
インドのカシミールではモンスーンによる大洪水で300人以上が犠牲となり、日本でも西日本から東北、北海道にかけて大洪水、土石流で大きな被害を受けている。
一時的でなく異常な状態がこう続くと、「治水」が今や世界的なキーワードであるという。治水事業に必要な技術開発(降雨技術などの気象の安定化から下水道整備や防災インフラの整備、海水の淡水化など)については日本の技術が使えるものが多いという。
世界的な異常気象による食糧不足、価格高騰を防ぐためにも、歴史的に親水性のある日本は、治水事業の展開が、自国と世界に対して貢献できるポイントとなろう。
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