【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「探査計:肌の温度と化粧品」から
2014/09/24
2014.9.22 日経産業新聞の記事「探査計:肌の温度と化粧品」から
四季変化する肌温度と美容法の関係
コ ラムの著者 山下 尚文氏(根来ステージトータルマーケティングプランニング社長)は、資生堂の新美容法の提案に注目している。
○冷房の冷えと暖房のほてり対策
肌の温度の変化で肌の美しさはどう変わるのか。化粧品業界では肌の温度と化粧品の関係について気になっているものの美容法まで変えるところにまではいかなかったと山下氏は語る。しかし、資生堂が「美肌を作るためのポイントは皮ふ温度!」という新美容法を提案し始めた。
皮ふ温度は気温の影響を受け、額から頬にかけて変化する。表皮の細胞の活性には皮ふ温度が大きく影響している:
- 36℃~37℃:バリア機能が促進
- 17℃以下、43℃以上:痛みが発生、光老化の促進となる
- 皮ふ内の酵素がいろんな働きをする:
- 老化
- 色素沈着
- 新陳代謝
- 酵素は温度の変化でその活性を変化させる。機能の低下は老化につながるという。
資生堂は新美容法に基づき、5月から化粧品専門店専用ブランド『ベネフィーク』から新しいスキンケア化粧品を投入。クレンジングと美容液による「温⇒冷⇒温」という温度変化を肌に与えることで血管や血流、リンパの循環を促して新陳代謝を高め、「肌が自ら美しくなる力をよび覚ます」という。これまでの成分競争とは一線を画し始めた。皮ふ温度は化粧品のみならずヘアケア商品にも取り込み始めている。次世代化粧品の枠組みが出来上がりつつある。
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