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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:排ガス規制は『育成策』?」から

2014. 9.24  日経産業新聞の記事「眼光紙背:排ガス規制は『育成策』?」から

ゼロエミッション車(ZEV)でも稼ぐテスラ

コラムの著者は、自動車メーカーのビジネスモデル以外にも収入源をもつ米テスラ・モーターズについて触れている。

○大手に負けない、どうに入ったEVメーカー

米国でこれまでの高級車とは違う路線でファミリーカー市場にも参入した米テスラ・モーターズ。ここにきて、ベンチャー企業のイメージを払拭するかのような堂に入った立ち振る舞いを同社幹部が示している。これからが自動車メーカーとしての真価が問われるところであるが、米政府の政策を利用したZEVでのビジネスも見逃せない。

米国には『排出権』に似たクレジットの販売収入が存在する。これも同社の大きな収益源だという。例えば、ZEV規制を始めているカリフォルニア州では、排ガスゼロのEVしか売っていないテスラ・モーターズは、ガソリン車の比率が大きい既存の自動車メーカーよりもクレジットが貯まりやすい。そこで、排ガス規制が中々達成できないメーカーなどからOEM供給の要望が多いという。見方によっては、ZEV規制は新興産業の育成策にも見えるが、競争原理を歪めていると、批判が高まり議論が進んでいるという。

日本車と戦えるメーカーを育成したい米国。だが、市場の競争原理とどう折り合うかも課題である。rvcarcarhappy01

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