【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:適切なコミュニケーション」から
2014/08/06
2014.7.31 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:適切なコミュニケーション」から
顧客が「会社の真の支配者」
コラムの著者 三浦俊彦教授(中央大学商学部)は、7月に中央大学で開催された公開講演会、テーマ「人に伝える」を基軸に、企業にとって適切なコミュニケーションとはないかを考察している。
○異文化コミュニケーションの重要性
登壇した同学商学部 林田博光教授の講演では、専門の異文化コミュニケーションから
- 日本企業の海外新進出が東南アジアに拡大する中、グローバル人材の育成が喫緊の課題と指摘。
- まず、英語能力、異文化の理解力が必要
- 言語、習慣、宗教、法律など、その国の文化全体の理解が不可欠
と講演されたとのこと。語学とともに異文化の理解が基本とのことである。
○企業のグローバル人材
続いて、サッポロビール顧問’(前社長) 寺坂史明氏は、グローバル人材の育成について
- 企業側はアジアに派遣、学生は欧米派遣を希望とギャップがある
- これに対して「適材適所」が重要だと寺坂氏は指摘し、新人には「適材」になるまで、派遣先を「適所」と考え、前任者以上に自己研さんせよ、と発破をかける
- アジアで適材となれば、欧米にもどんどんいける。
- 仕事の報酬は自分の成長
と自ら地方営業で苦労したことからメッセージは説得力がある。さらに、マネジメント論として
- 消費者(顧客)は会社の真の支配者と位置付けねばならない
- 事例として、社長時代、経営会議の最初10分に顧客からのご指摘(クレーム)を役員以下で、このご指摘から一番重要な意味は何かを共有する
- そこから、相手の声の背景と思いを感じとる
これが重要だと説いたという。
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