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2014. 7.30  日経産業新聞の記事「眼光紙背:宿題は自分でやろう」から

ビジネスは夏休みの宿題以上に過酷

コラムの著者は夏休みの宿題にかけて、企業の研究開発での特許などを自前の開発によるのかM&Aなどで買い取るのかといった論議について触れている。

○ビジネスでは代行業も横行

夏休みの宿題は、生徒の教育を自由研究や読書感想文の作成で進めることが目的である。しかし、その宿題の代行業者もあるとのことで、眉をひそめたくなるような事態である。

一方、ビジネスの世界では、自作か他作かなどを逡巡している暇はない。世界的な大競争の中で、特許など知的財産を自社開発かM&Aなどで技術ごと他社からか買わねば勝てないという。特許はどのような経緯であれ、無関係に権利の保有者のものであるからだ。

ただし、M&Aで買い込んだ特許がそのまま課題を解決するほど甘くはない。投資に見合った成果が出るかはわからない。良い例が創薬など企業買収である。M&Aは増えるが、成功率は決して高くないという。

となれば、M&Aの買収にかける投資額を自主開発に回していたらどうだったか。
いまだ、答えのない方法論の論議ではあるが、他社の知恵に頼る前に、自社の得手不得手をつかんでおくことは前提であろう。

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