【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:石炭火力、新設急ぐ理由」から
2014/06/04
2014. 5.27 日経産業新聞の記事「眼光紙背:石炭火力、新設急ぐ理由」から
扉が閉まる前の需要
コラムの著者は、近年の石炭火力発電所の新設計画が増えていることに触れている。
○原子力発電所の再稼働の見通しない中で
原発の再稼働が見直せない中、エネルギー事業各社が電力自由化で勝ち抜くには、発電コストの安い石炭火力が有力であるという。
さらに、電力会社のある幹部の話では、石炭火力の新設がいつまでも許されない状況もあるという。
石炭火力の大きな欠点は、二酸化炭素の排出量が多く、温暖化ガス削減の国際交渉を来年に控えて、削減目標を提示しなければならない立場から、何れ新設に歯止めがかかると予測しているという。
もちろん、石炭火力も低炭素化を図り、CO2を回収して地中に埋め戻すCCS技術があるが開発途上である。発電所の建設費も上がることになり、石炭火力は事実上新設できない状況になるというのだ。この規制は何れ国際市場にも波及することから、業界の焦りが見えている。
コメント