【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:社内規定、気にする若者」から
2014/05/08
2014. 5.6 日経産業新聞の記事「眼光紙背:社内規定、気にする若者」から
前提が違う新入社員の意識
コラムの著者は、朝の通勤電車で新入社員と思しき二人組の立ち話を通じて社員の意識の差について触れている。
○会話の内容(コラムより抜粋)
A:『いやあ、うちの会社、やばくない?研修でさあ、社内規定の話とかすごく短いんだよね』
B:『そうそう、事業内容の話ばかりでさあ、社内規定とかわかんないとそうしようもないなあ』
A:『これからもこんな調子だと、色々と考えなければいけないね』
新人研修に不満を抱いている新入社員。だが、旧人(既存の社員)からみると違和感ありという。
旧人の意識では、「会社に勤めるとは、その会社の展開している事業に寄与すること」である。さらに事業を通じて社会参加することが社会人の証と考える。確かに、コンプライアンスの重要性から、社内ルールの徹底、社内規定の順守は強調されてはいるものの、会社は事業によって社会に貢献するのであって、コンプライアンスはその前提条件に過ぎない。
どうも若い社員たちが社内規定を特に気にするのは、転職を前提にしているかもしれないという。とりあえず、社内ルールさえ守っていれば、勤め続けられる。よりよい勤め先が見つかれば、そっちへ行けばよい。そういう論理であるのかもしれないという。
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