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2014. 3.12  日経産業新聞の記事「眼光紙背:『毛主席再来』の中国」から

習体制に権力集中へ

コラムの著者は、13日に閉会する中国・北京で開催中の『全国人民代表大会』(全人代)からみえてた習近平総書記体制について述べている。

○強烈な指導力は毛主席の再来か

国家主席に就いてから1年の習近平氏。今回の全人代で見えたのは、同氏への権力集中だという。そこには、政府部門、人民解放軍といった巨大組織を相手に、縦割りを打破して、課題を解決する改革体制になったという。

  • 経済や社会、行政、司法などの改革を総合調整する「全面深化改革指導小組」の設置
  • 国内の治安強化のための「中央国家安全委員会」の設置
  • ネット対策の司令塔となる「中央インターネット全情報化指導小組」の設置

と新設された組織のトップになったのも習近平氏である。これまで中国共産党がこれほどの広範囲の分野をカバーするのは近代中国の毛沢東氏以来といわれる所以である。

腐敗の蔓延や格差拡大で国民の不満が募っている状況で、この一一極集中は解決策となるか。happy01

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