【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:入社試験有料の落とし穴」から
2014/03/12
2014. 3.10 日経産業新聞の記事「眼光紙背:入社試験有料の落とし穴」から
画一化リスクの方が問題?
コラムの著者は、動画サイト『Niconico(ニコニコ)』を運営するドワンゴが打ち出した入社試験の有料化について語っている。
○採用という視点
コラムの著者は辛口にドワンゴの採用法について「本当に同社にとって欲しい人材が有料化で集まるのか」といった視点で批判している。
コラムの著者は、前提としては厚生労働省の「待った」をかけたことについては同社の人事採用について法的解釈については別に討議してもらうとしている。問題は同社が『本気で志望している学生に受けさせてほしい』という発想についての異議である。
比較として、米リンクトインの事例を出している。同社は世界で2億7700万人のビジネスパーソンが登録する交流サイトを運営している。新卒採用ではないが中途採用として、企業の人事担当が個人のプロファイルを検索し、自社にとって有用と思えば直接スカウトする、ダイレクトリクルーティングが人気だという。このでの採用の視点は、同社を希望する画一化した人材を採るというよりも、企業、個人とも思いがけない幸運の出会いを期待できることで、常識破りな新サービスの発想といった人材として重視したい採用が人気を押し上げているという。
学生からの採用エントリーが殺到する時代。受験料をハードルとして志願者を絞り、その後選考に時間を掛ける方法自身は一考に値するが、同社好きばかりの画一的な人材ばかりになるというリスクはないのだろうか?それが同社のイノベーション力の向上につながるのかといった疑問である。
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