【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:高校の日本史、文理超えた重要科目」から
2014/01/23
2014.1.21 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:高校の日本史、文理超えた重要科目」から
自国、世界を知った上で真摯かつ正確な論議ができる教育
コラムの著者 和田昭允氏(東京大学名誉教授)が語るのは政府の高校での日本史必修化についてその背景について触れている。
○高校で日本史が選択科目になった経緯
記事によると、高校でなぜ日本史が選択科目になったのかというと:
「国際化への対応」を優先した結果、学校現場で「日本史軽視の風潮が広がった」
とうのが理由だ。和田教授も驚いているように、真の国際化には、自分の国を知り、世界を知り、真摯かつ正確に意見交換できることが前提である。既に、文部科学省が1989年のカリキュラムの改訂を問題視しているという。
同じことが、文系理系の判断である。一部の学校を理系学校として文系生徒がでるのは予算の無駄遣いなどという近視眼的な極端の意見もあったという。和田教授は、物事を正確に観察し、合理的に判断するという理・数・工学的思考は、分野の別なく全人教育の基盤であるという。
その意味で、合理的思考を日本社会に輸出することも目的としている。得た知識を、ヒューマニズムの広い心を持って全世界で活躍させる知恵を育てるのが、これからの国際化社会への教育ではないだろうか。
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