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2013.10.17   日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:貝印スイーツ甲子園」から

CSRにビジネス要素を

コラムの著者 三浦俊彦教授(中央大学商学部)が語るのは、企業の社会的責任(CSR)活動にビジネスの論理を導入すると言う考え方を示す。

○『貝印スイーツ甲子園」(フジテレビのテレビ番組)

三浦教授によると、製菓用品を取り扱う貝印がスポンサーである番組でCSR活動の一環だと言う。野球の甲子園同様、高校生がチームでスイーツの創作を競う。その過程で思わぬ失敗やそれをフォローするチームワークで様々なドラマが生まれるという。

企業の貝印としてはCSR活動であるが、企業の利益を社会に還元するという感覚を越えているという。そこで、ハーバード大学ビジネススクールのマイケル・ポーター教授が提唱する「CSV(共有価値の創造)」がある。共有価値とは、企業と消費者、社会の3者が共有する価値を指し、企業も消費者や社会と同様に利益を得てもよい、もっといえばビジネスとなることをやるべきだという考えだ。社会貢献活動を一過性のものにしないためにもビジネスの論理を取り入れることで、継続性をえるというCSVの考えだ。日本流でいえば三方良しの考えである。

貝印の活動がCSV、三方良しとなるかが注目の対象である。

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