【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:五輪とアジア」から
2013/09/17
2013. 9.11 日経産業新聞の記事「眼光紙背:五輪とアジア」から
東京大会はアジア大会も意味する
コラムの著者は、これまでの夏季オリンピックで27回中15回が欧州、次いで北米で、アジアでは過去3回、東京、ソウル、中国しかないことを挙げ、新興国の発展に伴って候補地が増え、アジアの時代になるのではないかと予測している。
○GDPでみる開催地
1964年東京大会での一人当たりのGDPは約3500ドル。2008年の北京大会も同様の水準であったという。この水準をアジアの諸国、マレーシア、タイ、インドネシアなどが既に超え、フィリピンも間もなくこの水準になるという。つまり、アジアは今後、夏季五輪の候補地が続々出てくる計算となる。
以外にGDPが1万ドルを超えているトルコは、このところの中東の混乱の影響と国内でのイスラム教の台頭で国民で分裂が生じていることから、今回イスタンブールが落選してしまった。
このように新興国での開催には国内外の諸問題をどう克服するのかも絡んでくるともいえる。2020年東京大会はこう言った意味でもアジアを代表するオリンピック大会とすべき、とコラムの著者は示唆している。アジア大会としての位置付けであれば新興国の成長を取り込める可能性もあるからだ。
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