【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:グーグルゾン、世界にリスク」から
2013/09/01
2013. 8.29 日経産業新聞の記事「眼光紙背:グーグルゾン、世界にリスク」から
グーグル+アマゾンが同時停止したら
コラムの著者は、10年前にネット業界で話題になったグーグルゾン(グーグルとアマゾンが合併したらという仮説の造語)が世界に与えているリスクについて語っている。
○グーグルゾンに依存するネット社会
今や合併ではないが、強力な検索機能とEC基盤でネット社会のインフラとなっている両社。そこで事故が起こらないとも限らない。コラムの著者が指摘しているように、8月17日にグーグルのサービスが数分間停止した。関連しているユーチューブなどのサービスに影響し、世界のネット情報量が40%減少したという。一方、アマゾンも昨年のクリスマス時期に起きた大障害で、同社のサービスだけでなく、同社の運営するクラウドを利用している企業にも連鎖的にサービスを停止している。
ある調査によれば、北米では、ネット端末の60%がグーグルにアクセスし、ネットの全通信量の25%がグーグルが占めているという。また、別の調査では、急拡大のクラウド市場でアマゾンは毎年50%の成長を続けており、市場の25%を占めているという。
となると両社のシステムが同時にダウンしたらどうなるのか。ネット社会だけでなくリアルの社会でも甚大な影響がでるだろう。世界の通信量の半分以上がダウンし、巨大地震と同様なリスクを現代社会は抱えている。
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