【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:アーチストブック、電子と対極、存在感増す」から
2013/09/23
2013.9.18 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:アーチストブック、電子と対極、存在感増す」から
版画のような希少価値を見出す
コラムの著者 柏木博氏(デザイン評論家)は、今普及し始めた電子書籍の対極になる「アーティストブック」について語っている。
○グラフィックデザイナー秋山伸氏のレーベル「editon.nord」
柏木氏によると、アーティストブックは、美術家や写真家、詩人などのクリエーターの作品集が中心となった、通常の文庫本や単行本を超えて極めて実験的で創作的な造本をいう。日本のみならず、最近では所謂おしゃれな書店ではそうした書籍の専用コーナーがあるという。
秋山氏の書籍化は一風変わってるという。若者に圧倒的人気を誇る美術家 大竹伸朗氏のコラージュ作品を1つは、「A Compact Guide to Shinro Ohtake Scrap Books」として、ノートの表表紙、裏表紙に生かした。また、もう1つは、大竹の作品を数冊に分冊し、フェルトの袋に収め、袋から1冊ずつ取り出す楽しみがあるといったものである。
電子書籍にはない本独特の楽しい行為と、複製ではあるが、希少なものを手にできる喜びがそこにある。
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