【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:ガンダム関連商品」から
2013/09/24
2013.9.19 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:ガンダム関連商品」から
特定の人に価値ある商品づくりに
コラムの著者 高岡美佳氏(立教大学経営学部教授)は、1979年にテレビ放映された『機動戦士ガンダム』を視聴した『ガンダム世代』へのマーケティングについて語っている。
○高価格商品群へシフト
高岡教授によると、これまでも衣料品、食料品、時計などガンダムコラボ商品はあったが、トヨタ自動車、キヤノンが投入した商品はそれよりも高価格である。つまり、すでに40歳代となったガンダム世代も購買力を十分に備えた年齢となったといえるという。
【シャア専用オーリス】
- トヨタ自動車の子会社トヨタマーケティングが市販モデルを10月1日から273万円~330万円で発売。
- 赤色のハッチバック車「オーリス」向けに19種類のカスタマイズパーツを選び組み立てる「パーソナルカスタマイズ方式」を採用。
- 2012年8月に先行してコンサプトモデルを発表後、2013年1月に仮想会社「ジオトニックトヨタ」を設定。仮想「社員」を公募して2万6千人が登録。パーツの選定にあたっては、「社員」のニーズに可能な限り具現化したという
【家庭用インクジェットプリンター「PIXUS」シリーズの最上位モデル「MG7130」】
- 同モデルを投入すると同時に5千台限定の「シャア専用カスタマイズキット」付きの赤色のモデルを9月27日から2万9800円で販売。
ここでわかることは、多くの人にとって全く意味がない、価値がないものでも、特定のターゲット層には非常に大きな付加価値がある商品を使っている点が注目されていることだ。
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