【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:一石三鳥のエネルギー戦略」から
2013/08/30
2013. 8.28 日経産業新聞の記事「眼光紙背:一石三鳥のエネルギー戦略」から
政府のやる気と外交力で実現可能?
コラムの著者は、大胆な成長戦略をエネルギー戦略に求めてる。
○一石三鳥の意味
コラムの著者曰く、「成長」、「財政赤字改善」さらに「貿易赤字改善」が、大胆なエネルギー戦略の実行で一石三鳥の施策になるという。
先ず、再生可能エネルギーは何れも将来は必要だが、即効性に欠けるという。そこで、現在の化石燃料資源に注目して本質的な策を与えるというものだ。
○3つの施策
- 天然ガスなどの輸入先のシフト:ロシア、カナダ、オーストラリアからの安価な天然ガスのオファーを受け入れるというもの。
- 北海道の泥炭を活用したガス化、液化石炭:石油代替を考えれば、コスト、CO2の排出面でメリットがあるという。
- 日本海側のメタンハイドレートの活用:愛知県沖にもあるが、低コストで採取可能で量的にも潤沢。
昨年1年間に輸入した石油、天然ガスは23兆円に上るという。この高コストが日本の産業力、収益力を阻害し、日本の貿易赤字、財政赤字につながっている。輸入先シフトだけでも、年間2兆円以上のコスト減が見込まれるという。泥炭の活用、日本海側のメタンハイドレート採取となれば、新しい雇用創出ができ、北海道、日本海側の再生が進む。ここまでくれば、企業のエネルギーコストは大幅に低下すると期待できる。そうすれば法人税や輸出量の増加になり、一石三鳥も可能だという。
さてさて、この皮算用、頼れる政府の存在が前提であるのを忘れてはいけないだろう。
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