【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:トップが『ワン』と叫ぶとき」から
2013/08/05
2013. 8.1 日経産業新聞の記事「眼光紙背:トップが『ワン』と叫ぶとき」から
タコつぼからの脱却
犬の遠吠えではない。コラムの著者は、最近海外の経営トップが「ワン(ひとつの)・ABC」(ABCは自社名)を掲げる経営トップが増えている背景に、沈滞からの脱却を求めていることを指摘している。
○大企業病からの脱却
マイクロソフトのCEOスティーブ・バルマー氏は先月、社員へのメッセージで「我々は常にワン・マイクロソフトだ」と訴え、タコつぼ化した事業部門を解体した。同様に、ソニーの平井一夫氏も「ワン・ソニー」を掲げているという。コラムの著者は、多くの企業が、「ワン(ひとつの)・ABC」と唱えるのは魔法の呪文のようだと揶揄しているが、その発祥は、厳しい米フォード・モータースを再建したアラン・ムラーリー氏が行った活動だ。
○社内統一に尽力
社内用語の統一から慎重に進めたムラーリー氏は、その後欧州の高級車事業を捨て、主力ブランドに集中。バラバラであった新車の開発・設計、仕様の統一に踏み込み、ホンダと同様車種を絞り込んだ。アップルのように商品数を絞り込み、効率的に販売するいことで再建に目処を立てた。
まさに「ワン・フォード」で窮地を救ったムラーリー氏に学ぶことは多い。
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