【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:ネット選挙、政治家の勘違い」から
2013/08/06
2013.8.2 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:ネット選挙、政治家の勘違い」から
選挙でマーケティングの常識が理解されていない
コラムの著者 山本直人氏(コンサルタント・青山学院大学講師)は、初のネット選挙が有権者には関心が低く、政治家には期待ばかりで実績がどうであったかの疑問が残ると語る。
○大学の講義でネット選挙を討議
山本氏は、参議院選挙後、大学の講義でメディアの特性のケーススタディとして取り上げた。その中である党の候補者が有名歌手とのやり取りを新聞が取り上げていた。ケーススタディとして、山本氏は引用している。
党の幹部が、
『ネットでどれぐらいの人に呼びかけられるのか』との質問に、
候補者は
『有名歌手に「いいね!」を押してもらえば、80万人に発信できます』
と答えたという。さすがに、学生たちも失笑したという。結局、この候補者は皮算用通りいかず、落選したという。しかし、ネットのつながりが大きくない候補者は当選している事実から、マーケティングでいう、「どれだけの人に届けたか」よりも「行動する人にどう届けるか」が重要なことを証左している。
マーケティング理論が政治の世界に広がるのはもう少し時間がかかるだろうと山本氏は見ている。
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