【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「YES引き出す企画書⑬:理解助ける図解」から
2013/05/20
2013.5.16 日経産業新聞の記事「YES引き出す企画書⑬:理解助ける図解」から
単なるイラストやイメージは図ではない
コラムの著者 清水久三子氏(アンド・クリエイト代表)は、企画書での図解について掘り下げている。
○企画書でいう図とは
清水氏は、
「図とは概念の構成要素を抽出して形にし、その関係性を示したもの」
と定義している。となると、一般的な図や絵でも企画書では図として扱わないものがある。例えば、
- 文字の横にあるイラスト
- イメージ画像
- 文字での構成要素が描かれていても関連性が分からない
ものは図とはみなさないことになる。
反対に、
- 三角形で階層を表現
- 3つの四角を左から右に並べて矢印で手順を表現
といった場合は図となる。
○企画書での図の作成手順
清水氏が示す図の作成手順を示す。
①体系化:図で伝えたいメッセージや情報をピラミッドで体系化する。
②表現要素の抽出・定義:メッセージを端的に表わすのにぴったりのキーワードをたるべく短く易しい表現で定義する
③関係性設定:要素間の位置付け、序列、順序を検討する。その際に「ユニット」(意味のあるかたまり)が幾つになるかを出す。覚えられやすさやレベルに統一が重要で、3から5項目にする。ここまでは、PCではなく手書きでおこなう。
関係性のパタンを
- 相関:ある時点での状態
- 流動:物事の変化
- 構造:階層等の縦関係
のどのパタンかを検討する。
④作成:表現要素の内容で用いる形が決まる。
- 長方形:プロセスや会社の組織といった具体的な対象
- 楕円形:価値観のような抽象的な対象
- 三角形:階層の意識がある対象
- ドラム型:インフラ、基盤、データーベース
- 箱矢印:ステップやプロセス
といった使い分けを行う。
ご参考に!
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