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2013.5.17   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:科学童話書、理科のおもしろさ伝える」から

技術振興の基礎は子供のころの科学書

コラムの著者 藤嶋昭氏(東京理科大学長)が紹介しているのは、科学童話作家の第一人者かこさとし(加古里子)氏である。

○技術振興の基礎

理科離れが深刻だ。多くの識者が憂慮しているように、理科離れを抑えるために、子供のころから科学・技術に興味を持ち、理科の面白さを感じてもらうことが重要だと、藤嶋氏は語る。

資源の少ない日本では科学・技術の振興での発展が基本となる。幼児期から初等教育での理科はそういった振興の基礎と言える。

○かこさとし氏の作品

加古氏の「こどもの行事 しぜんと生活」など、子供たちに日本のしきたりとお祭りについて正しい知識を与える目的で出版されている:

  • 七夕をなぜ「タナバタ」と呼ぶのか
  • 11月の酉の市の意味は

などが問題提起である。同氏は東大工学部応用化学科出身で現在87歳である。今も世界の巨大構造物に関する科学童話書を編んでおられるという。

このような科学・技術への子供のころの関心がやがて大きく国内外に貢献する礎となることから童話とばかり言えない。bookhappy01

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