【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:寄付募集サイト」から
2013/05/28
2013.5.23 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:寄付募集サイト」から
ダイエットやマラソン参加が社会貢献に?
コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)が、個人の目標が全体の目標につながることを企業は利用しているが、今回は社会への貢献について「寄付」の仕組みについて注目している。
○英国生まれ寄付募集サイト「ジャスト・ギビング」
このサイトは2010年に日本での活動開始。一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパンが運営者。(▶参考)
寄付の仕組みはこうだ。 支援する団体などへの寄付を募るために、呼びかけ人が何らかの目標(チャレンジ)を設定して、挑戦する。その趣旨に賛同した人が任意の額を寄付するというものである。チャレンジの内容や応援のコメント、寄付先や金額もサイトで公開される。
英国では有名なロンドンマラソン。そこで、走ることで寄付を集める「チャリティーマラソン」でジャスト・ギビングが提携し、昨年は67億円の寄付が集まったという。著名なマラソン大会では市民ランナーの枠は狭い。それとは別にチャリティーマラソンランナーとしてならほぼ確実に参加できることから人気がではじめ、応援する多くの知人も含めて社会貢献できる。
○チャレンジは個人ベースでよい
ダイエットや禁煙と言った個人的なチャレンジでも十分で、知人からの寄付を集めて、その寄付や経験が社会全体に広がっていくという。
日本でもようやく自然と寄付する文化が芽生え始めている。応援でチャレンジすることの意義も個人から社会へと広がろうとしている。
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