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2013.5.13   日経産業新聞の記事「眼光紙背:運転手は透明人間?」から

全自動走行か、部分走行か未来のクルマ

コラムの著者が語るのは、英エコノミスト誌の近未来フィクションを取り上げ、将来のクルマのイメージを探っている。

○20年後の2033年のクルマ社会

フィクションなので内容の真偽はさておき、その潮流が今にもありうるかという点で興味深い。

  • 自動運転技術の先進国は中国

大渋滞や排ガス、交通事故の多発に頭を抱えた中国の大都市では、大通りはすべて自動走行となり、クルマの流れの円滑化で一定の成果を上げる

  • 欧米への展開

カナダのトロント市では自家用車の中心地乗入禁止となし、自動運転のタクシーしか走行できない強制措置を実施する。米カリフォルニア州でも規制導入の機運が高まり、「ステアリング・ウィール・クラブ」という団体が発足。ハンドルを握る権利を主張するという。このあたりが英国流ジョークであるが、同クラブには銃擁護の全米ライフル協会から腕利きのロビイストが一斉に移籍して活動を強化するという。

○ハンドルを握ることは過去の遺物?

トヨタ自動車の豊田章男社長は、

『技術の助けで衝突を回避したり、運転が上手くなったりすれば素晴らしいが、自動運転はあくまでも補助。ハンドルやブレーキ、アクセルのオーナーシップ(操作権)はドライバーに残したい』

と語ったという。全自動走行か部分的な自動化かで21世紀のクルマ社会も大きく変わるはずだ。carrvcarhappy01

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