【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:米ハイテク企業の明暗」から
2013/04/26
2013.4.24 日経産業新聞の記事「眼光紙背:米ハイテク企業の明暗」から
エクセレント・カンパニーも今は昔
コラムの著者が語るのは、米ハイテク企業の浮沈の激しさについて語っている。
○4半期決算が語るもの
コラムの著者によると、あえて2つに主要企業を分けるなら、「勝ち組」:グーグル、「負け組」インテル・IBMだという。(残念ながらアップルについてはコラムの掲載が前だったので記述がない。)
時代は、PCからスマートフォンを裏付けた形で、PCに強いインテル、スマートフォンで覇を唱えたグーグルという図式である。IBMは、新興国での景気が予想より低調で、2000年代から先行投資してきた中国やインドで米国内の地盤沈下を支える狙いが外れてしまった。さらに、今は米経済の復活と製造業の米国内回帰で予想が外れてしまった。
○エクセレント・カンパニー、ビジョナリー・カンパニーも今は昔
IBMなどエクセレント・カンパニー、ビジョナリー・カンパニーと称賛された企業も、ICT業界の激しい動きに呼応しなければ、上述の通りである。翻って日本企業は、円安基調で3月決算は「最高益企業」が続出するようだが、実質的には一過性のものであり、本当は為替変動に左右されない体質改善、技術革新への取り込みでコア・コンピュタンスを高める時期だという。ウォン高の韓国、景気低迷から這い上がろうとする中国が背中に迫っていることを肝に銘じておかねばならない。
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