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2013.4.9    日経産業新聞の記事「眼光紙背:フィリピンの強みと弱み」から

VIPの意味は?

コラムの著者が語るのは、新興国の頭文字、ベトナム、インドネシア、フィリピンをとった市場を指してVIPと使われているが、最近その中でフィリピンだけが様子が異なるということだ。

○フィリピン成長の鍵は英語力

VIPの新興国で、ベトナムは昨年の成長率が5.0%と過去最低、インドネシアも6%と予想を下回ったという。その中で、フィリピンは、Very Important Philippineと称されるほど、6.6%の予想以上の成長率を維持している。

フィリピンの首都マニラは、日本や韓国の工業団地の進出ラッシュ、コールセンター、データ入力、ソフト開発などBPO (Bisiness Process Outsourcing)企業が集積し、さらに、海外の出稼ぎによる送金で欧州危機も乗り越えているという。
好調の理由は、英語力にある。インドよりもネイティブに近いことから、コールセンターなどインドからの移転が多いという。

○英語力の低下が懸念材料

しかし、米軍のスービック湾撤退後、ナショナリズムによって、どちらかと言えば英語よりもタガログ語を公用とする動きに拍車がかかり、学校教育や家庭内でも英語力は低下しているという。英語離れが若年層に広がっているという。
どこの国も、教育は大きな産業インフラである。happy01

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