【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:TVとネット、同時利用」から
2013/04/05
2013.3.29 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:TVとネット、同時利用」から
スマホがコンテンツでつながる?
コラムの著者 奥 律哉氏(電通総研研究主席兼メディアイノベーション研究部長)が取り上げているのは、昨今話題になった第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドの日本対キューバ戦で、同氏の電通総研が調査した結果から読み取れることである。
○データは?
3月6日午後8時台に在宅していた首都圏(1都3県在住)の15歳~49歳のスマホ、タブレット端末の何れかを持ってる人を対象にした。
- テレビ視聴者:インターネット利用者=45.2%:25.2%
- 両方を同時に利用=9.9%
- 同時利用者はテレビ視聴者の21.9%、ネット利用者の21.9%
そこで、奥氏は、同時利用者を更に分類:
- ①ネット利用者全体
- ②①の中で、テレビとネットの同時利用者
- ③②の中で、テレビ視聴と関連する目的でのネット利用者
として端末種別(デスクトップPC、ノートPC,スマホ、タブレット)で全時間平均利用率を集計した。
結果は、
- ネット利用者全体のスマホ・タブレット利用者の利用率<テレビとネットの同時利用者のスマホ・タブレット利用者の利用率⇒テレビとネットの「視聴場所の一致」がうかがえる。
- テレビ視聴と関連する目的でネットを閲覧する人がスマホ・タブレット利用者の利用率が高い⇒コンテンツの関連性の一致がスマホ・タブレット利用者の利用を押し上げた
という。
一画面に完結した『スマートテレビ』が次世代テレビと注目されているようだが、スマホとタブレット連携型も、結構大きい反応があると言える。ネット利用がテレビ視聴とのコンテンツの関連性を強めるほど、テレビ=世帯資料、ネット端末=個人利用とうった図式が明確になりそうだと、奥氏は語る。
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