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2013.3.26   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:クアルコムの秘密、躍進支えた女優の発明」から

ハリウッド映画女優が生んだ特許が世界最大手の半導体メーカーを支える

コラムの著者 志村幸雄氏(技術評論家)は語る逸話は、今年1月WCES(米家電見本市)でクアルコムのCEOが紹介したエピソードによる。クアルコムは、最大手のインテルを株価で抜いた次世代半導体の最有望企業で、スマホ等に使われている無線通信の基幹となる特許を数多く持っており、これらの知財が躍進をささえている。そのハイテクメーカーとハリウッド映画女優が取得した特許が関係しているという。

○ハリウッド女優ヘディ・ラマーの発明

オーストリア生まれの米ハリウッド女優のヘディ・ラマーが考案し特許化した「周波数ホッピング技術」が米クアルコムとの接点である。筆者も通信メーカーに勤務していたころ、この逸話を聞いたことがある。

周波数ホッピング技術は、送信信号を一定の周波数帯域の中に分割し、高速で切り換える(ホッピング)しながら通信する。ホッピングする周波数の数が多いほど、受信妨害や干渉に耐性ができることで、混信を抑え、セキュリティも高いことから軍需産業用として開発された。クアルコムは、これをデジタル携帯電話の基本技術として採用し、その主流となるCDMA(符号分割多元接続)方式向け半導体の関連特許をほぼ独占している。

この独創的な技術がどのようにして発明されたのか。志村氏によると、ラマーはユダヤ系の両親のもとで生まれ、銀行家の父とピアニストの母の影響をうけて学業に励んだそうである。一方で17歳でハリウッド映画の女優に憧れ、チェコ映画「春の調べ」にヒロイン役で出演しているという。

ラマー自身の結婚生活はうまくいかなかったようだが、発明の端緒は結婚生活にあった。相手が兵器製造業者であってその時に無線通信技術に興味をもった。結婚は嫉妬深い夫により破綻。しかし、この無線通信技術の興味によって、周波数を切り替えて魚雷を誘導する方式を考案し、1942年特許化したという。

発想やアイデアはどこから生まれてくるかわからない。ましてやそれを実用化することも極めて困難な仕事だが、今の米国のベンチャーはそれを実現している。happy01

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