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2013.1.31   日経産業新聞の記事「西川英彦の目:食玩『もじバケる』」から

消費者の目線で見る観察法で新商品を

コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)が取り上げるのは、消費者の目線で観察し、革新的な市場創造を行ったバンダイの事例を示す。

○バンダイの玩具付き菓子(食玩)『超変換!!もじバケる』

同製品は2010年5月の発売以来、販売数は10万個売ればヒットという、この業界で1000万個を販売した。デザインも評価され、米ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久所蔵品となっているという。

この製品は、1つの漢字が変化して動物などに変形できるという企画による。開発担当者が、親戚の男の子が「龍」という漢字を書きつつ、「格好いい」と話していることを”観察”して企画したものだという。

その後の企画会議で、漢字自身、象形文字から来ていることから、1文字の漢字が、その意味の動物に変形するといったアイデアに発展。最初は、パーツを外さずに変形できることを考えたが、より動物らしく見えるように、パーツをばらして組み替えて変形することにした。こうすることで、漢字で格好良くしている特徴的な部分を、変形後もそのままの形で残した。

組み換えは更に付加価値として、漢字の学習だけでなく、パズルにもなり、安価ではあるが、時間をかけて遊べる知育玩具となった。ネーミングは、パソコンで文字の変換という言葉を使うことから、『超変換』とした。

○更なる観察

売り場で残りがちだった「熊」。熊のことを売り場で男児らが「熊に見えない」と会話していた。格好の良さと同時に、そのもの形に見える重要性を再認識。このような消費者の目線が、製品を更に磨いていくことになっていく。happy01

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