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2013.1.30   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ダウンサイジング・オブ・ジャパン」から

厳しい日本の雇用実態

コラムの著者は、かつての米国の『ダウンサイジング・オブ・アメリカ』を文字って、日本の経済状況に起こっている雇用問題について語っている。

○『追い出し部屋』の実態
厚生労働省が製造業に広がる『追い出し部屋』の実態を調査し始めているという。追い出し部屋では、会社に戦力外とみなされるベテラン社員が集められ、慣れない仕事や転職探しをさせられているという。
新しいビジネスを生み出す力を失った日本の大企業は雇用を減らし続けている。最初は若年層から始まり、バブル崩壊後、新卒も採用しなくなった。この頃、就活期を迎えた若年層は、正社員にもなれない。今や、正社員も製造現場から減り、請負や派遣社員に置き換わった。さらに輸入不振で、非正規雇用も調整の対象となっている。
○ダウンサイジング・オブ・ジャパン
ホワイトカラーも安全地帯にいるわけではない。まさにダウンサイジング・オブ・ジャパンで、米ニューヨーク・タイムズ紙が1990年代にえぐった『雇用なき繁栄』の状況だ。コラムの著者も指摘するように、誤魔化しの段階はとっくに過ぎているようだ。happy01

 

 

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