【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:情報のアマチュア化」から
2013/02/27
2013.2.21 日経産業新聞の記事「眼光紙背:情報のアマチュア化」から
経営資源の危機?
コラムの著者が指摘するのは、4大経営資源であるヒト、モノ、カネと同様に重要な「情報」が軽視されていると危惧している。
○削減対象の社内「情報のプロ」
コラムの著者が指摘するのは、ビジネスの世界で「情報のプロ」が減っていることである。事実、「調査部」といった専門的な情報収集・分析の部署が廃止されたり、社内の専門家を減らす傾向にあるようだ。
その背景にICTの普及がある。以前まではマーケティングを行う専門部門があった食品会社が、今やPOSデータを外部委託で分析を依頼しているのが現状だ。その指示を行うのが、直前まで営業をやっていた素人担当者。これでは、社内でのマーケティング戦略を立てるにも、委託会社の結果をもらって、内容を理解していない担当者がうわべだけの説明に終わるというお寒い状況だという。
○玉石混淆の情報から自社の独自仮説を持って分析できる社内プロが必要
ICTの発達で大きな誤解として情報が簡単に素人でも手に入るといったことである。実際はネットなどの情報源はオープンであり玉石混淆である。ライバル企業が使っている情報を検索サービスで集めているだけでは戦略は立たない。自ら商品や市場に対して仮説を立て、検証を行って戦略を立てると言った社内のプロが必要だ。情報の氾濫の中で、本来の戦略家がここでも必要としている。(参考⇒)
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