【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:岐路に立つダボス会議」から
2013/02/11
2013.2.5 日経産業新聞の記事「眼光紙背:岐路に立つダボス会議」から
「自己満足的」、「狭量」と散々な評価
コラムの著者は、スイスのダボスで開かれる世界経済フォーラム、『ダボス会議』に対して手厳しい。
○ねらいが変わった?
ダボス会議は、コラムの筆者によると、地球規模の問題をえりすぐりの政治家や企業人でさっくばらんに討議するのがねらいであったという。しかし、今や、同会議は、英紙フィナシャル・タイムズなども現実から大きく乖離していると批評しているという。
参加者からは「昨年の欧州の経済財政危機といった切迫感がなく、テーマもぱっとしなかった」との声。参加者も主要国の政治家が昨年ほど参加せず、会議で好まれる、教養が高く、英語が上手く、善意に満ちた人物ばかりでの討議では、穏健な意見ばかりで、打開策のようなものは出てこないという。
○参加の意義は?
欧州のメディアが指摘するのは、現実との乖離について新興国の台頭を挙げている。とりわけ注目されるのが中国であるが、今のところ、会議の雰囲気には従順である。それが、いつか変化するというわけだ。「自己満足的」、「狭量」という評価も、同会議の岐路を示しているようだ。
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