【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:コンプライアンスとは何か」から
2013/01/09
2012.12.28 日経産業新聞の記事「眼光紙背:コンプライアンスとは何か」から
本来は「あるべき姿にならう、したがう」企業倫理
コラムの筆者が取り上げているのは、軽自動車のエンジンオイル漏れの不具合に関する三菱自動車のリコール問題である。
○今回の三菱自動車のリコール問題はコンプライアンスに対する良き教材
国土交通省は不具合に対して三菱自工の4回のリコールについて同社に厳重注意した。同省の報告によると、2005年2月に不具合情報を把握。同省の度重なる働きかけにもかかわらず、十分な対応をせず、2010年11月になって最初のリコールを届け、その後の内部通報によって2012年1月と3月に追加リコールを届け出ているという。
問題は同社の不具合が見つかってからリコールを見送った理由である。「事故や火災が起きていない」、「不具合は徐々に収束傾向にある」ことなどをあげている。コラムの著者が指摘するように、設計や製造上のミスか否かに関わらず、法令に違反したかどうかに関係なく、消費者の安全と利益を第一に考えるべきであろう。いかに法令違反がなくても、同社の消費者への責任は重い。
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