【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「名経営者に学ぶ仕事術⑧:土川元夫氏の巻」から
2013/01/29
2013.1.24 日経産業新聞の記事「名経営者に学ぶ仕事術⑧:土川元夫氏の巻」から
会議の効率化
コラムの著者 吉田勝昭氏(日本ケミファ元専務)は、名古屋鉄道元社長の土川元夫氏の『私の履歴書』から会議の効率化について紹介している。
○企業の強さは会議にあり
重要な会議であればあるほど、参加者が激務に追われる中で行われることが多い会議。その効率化について吉田氏は考察している。
一連の会議も効率的に運営していることがこれからの企業の強みになるという。その効率を上げるには、最初に一定のルールを参加者で共有することである。
○土川氏のルール
名古屋鉄道の中興の祖と呼ばれた土川氏のポイントとなった合理化会議について「私の履歴書」で示したルールがある:
- 抽象論はやめる
- 現状に拘泥しない
- 体面論を否定する
- 感情論を否定する
- 7分3分の原理に従い、採決は満場一致を取らない。7分の賛成があればテストし、テスト期間中に訂正していく
- 合理化は時間のファンクションであると自覚すること
- 経費の10%以上の節約にならぬことはしない
- 合理化への投資も1年以内の戻らないものはやらない
といったルールである。合理化委員会は委員会発足後、20億円以上の経費節減に成功したという。つまり、
①会議の目的によっては参加人数を制限する
②会議で使う資料や議論の内容は全員で共有する
といったチップスがあるようだ。
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