【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「ゲーム流でビジネス改革③:社員の動機づけに一役」から
2012/12/08
2012.12.5 日経産業新聞の記事「ゲーム流でビジネス改革③:社員の動機づけに一役」から
可視化で雰囲気を醸成
コラムの筆者 深田浩嗣氏(ゆめみ社長)がゲームフィケーションの応用として示すのが社内への職場環境に関連する応用である。
○マーケティングに続き社員のモチベーションアップにゲームフィケーション
米国での調査では、深田氏によると、社員のモチベーション向上などへの活用は2011年度時点で市場全体の25%を占め、12年度には38%に増えるという。
VBでの応用事例として、従業員への「行動規範」の浸透に活用したものを紹介している。
○社内ネットでの「バッジ」プレゼントキャンペーン
事例のVBでは、「顧客に驚きと衝撃を」「新しいをつくる」など10カ条を行動規範として設定している。それぞれを象徴するバッジを社内ネットに準備。社員同士がバッジを贈りあう仕組みにした。社員の誰かが他の社員の行動を見てバッジに値すると感じたら、社内ネットでバッジを贈る。
この仕組みはゲームでいう得点。さらに、得点数は他の社員からも見え、さらに贈り主も分かる仕組みで「見える化(可視化)」している。
この仕組みで、
- バッジをあまり贈っていない社員:周りをよく観察しているか
- どんな行動でバッジを得ているか:行動規範を知らず知らずに体験し何が必要かも分かる
- 役員や社長はどんな行動でバッジを贈ったか:社員全員が注目し、行動規範の浸透に役立つ
- バッジの少ない社員:上司がサポートやフォローが必要でないかと考える契機になる
この仕組みの導入で社員同士を褒めあう文化の醸成ができ、離職率の低減が図れたという。
○米国ではモチベーション向上の仕組みを提供する企業も
このような仕組み自体をネット経由で提供する企業も生まれている。セールスフォース・ドットコムに買収された「ワーク・ドットコム」を提供したVBだ。
従業員」の忠誠心を高め、交流を促進し、やる気を高めるところにゲームの夢中にさせる要素を応用している。
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