【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:勝ったと思ったら負ける」から
2012/11/30
2012.11.26 日経産業新聞の記事「眼光紙背:勝ったと思ったら負ける」から
『追いつき追い越せ』の合言葉で
コラムの筆者は自ら「経営の判断を後の時点での見方から安易に批判するのはよくない」としながらも、シャープの液晶工場の大型投資には無理があったのではないかと語る。
○国内メーカーに勝ったことはグローバル市場で勝ったわけではない
コラムの著者は、当時のシャープの経営幹部がパナソニックやソニーに「勝った」と思ったところにあるのではないかと憶測している。他士会に国内市場では優位に立っていた。それが大型投資の動機になったのではないかというのである。
しかし、世界的に見れば、韓国勢、台湾勢の存在があり、グローバル市場で勝ったわけではなかった。TVのデジタル化で共通モジュールが作れ、量産による大幅コストダウンを可能とした。販売では、新興国が巨大な市場になり始めていた。こうした変化は、韓国勢や台湾勢に有利に働き始めていた。
○凋落は「勝った」と思った瞬間から
日本企業が「勝った」と思った瞬間から凋落が始まったのはシャープの事例だけではない。バブルの時代も結果として日本企業が「勝った」と思った瞬間に凋落が始まった。「追い抜き追い越せ」をスローガンに掲げるべきだとコラムの著者は批判している。
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