【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:シェールガス革命とアラブの春」から
2012/11/08
2012.10.30 日経産業新聞の記事「眼光紙背:シェールガス革命とアラブの春」から
米アップルの新体制
コラムの筆者は、一見無関係なシェールガス革命とアラブの春が結びつくとき、日本では無関係に居られないという。
○米の中東での影響力を低下させるシェールガス
技術革新の結果、岩盤からそれまで困難であったシェールガス(頁岩ガス)の採掘は可能となり、エネルギー価格の低下を起こし、米国内の社会・経済に影響を与え始めている。
大きな要因は米国の原油や天然ガスの自給率向上で、中東への依存度を相対的に下げることになる。つまり、産油国を自陣営に囲い込み、安定供給ルートを確保する必要が薄れつつあるということあd。
○米国の中東戦略の大きな変化
イラクやアフガニスタンで多くの犠牲を払った米国。民主化運動、アラブの春では、米国の中東戦略のかなめであった親米政権も崩壊してしまった。イスラム勢力が台頭し、反米感情も悪化している。
シェールガス革命で、驚愕の安全保障コストを中東に払い続ける必要性も薄らいだというわけだ。現在は、むしろ対中国を念頭にアジアに軸足を移そうとしている。
○日本のシーレーン防衛は
米国に対して日本は原油の8割以上を中東に依存し、原発事故以降も重要性ますます増しているとも言われている。原油輸送の大動脈であるシーレーンの防衛も今や米国主導ではない意識が必要だ。原油の安定調達はすでに自国のリスク管理にかかっている。
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